2018年ゴールデンウィーク 海外旅行で今一番お得な国
今年ももうすぐゴールデンウィークということで、海外旅行に行くという人も多くいると思います。
ゴク(@gokushitekiblog)は今年のゴールデンウィーク中も特に予定もなく(お金も無く・・・)去年と同様に多分自宅で仕事です。
毎度のことながら悔しいので無理やり2018年ゴールデンウィークに海外旅行するならどこがいいのか??ということについて考えてみました。
今年のゴールデンウィーク旅行人気ランキング
一般社団法人である日本旅行業協会(JATA)が2018年ゴールデンウィーク旅行動向調査を発表しました。
海外旅行についても国・地域別にランキングを発表しています。
1位 台湾
2位 ハワイ
3位 タイ
4位 シンガポール
5位 香港
6位 ベトナム
7位 韓国
8位 イタリア
9位 グアム
10位 フランス
10位 アメリカ(本土)
という結果になっています。
今年のゴールデンウィークは5/1 5/2が平日になっているということで細切れの日程になっています。
昨年同様に上位をアジア諸国が占めるという結果になっています。昨年の順位も上位はほぼ変動無しということで日本から近いアジアが人気です。
あとアジア地域が人気なのにも関わらず中国本土がランクに入っていない点も意外ですね・・・
日本では中国人観光客の爆買いなんて報道を聞く機会が多くなっていますが逆に日本人が中国本土に旅行に行くというケースはそんなに多く無いようです。
今年の日程ではヨーロッパ周遊は無理でも1カ国だけの観光なら十分ありだと思うのですが、やはり日本からの距離と旅費の高さがアジア諸国と比較してネックというとこでしょうか・・・
為替レートから今行くべき国を考える
まあ行きたい国に行くのが一番なんですけど、出来るだけお得に海外旅行をしたいというのもまた事実。同じ国・地域でも行く時期によって旅費の総額が変わるケースも珍しくありません。
海外旅行の費用に影響を及ぼす要因は様々なものがありますがここでは海外旅行を語る上で欠かせない「為替」に注目しながら見ていきたいと思います。
※2017年5月2日とこの記事を書いてる時点の為替レートの比較です
※為替レートはBloombergのHPより
北米
アメリカ合衆国
上記の日本旅行業協会のランキングでもハワイ(2位)グアム(9位)アメリカ本土(10位)にランキングしているアメリカ合衆国
通貨は世界の基軸通貨である米ドルです。
米ドルは去年のゴールデンウィークと比較して若干の円高水準で推移しており、為替の観点から言えば去年よりも少しお得に旅行できる環境になっています。
カナダ
ランキングには登場していませんがアメリカと並んで人気の高いカナダ
通貨はカナダドルです。
カナダドルは対円で去年のゴールウィークと比較して若干の円安水準で推移しています。
カナダについては少し為替の影響で去年よりも費用がかかる感じでしょうか。
アジア
台湾
去年に引き続き今年もランキング1位の台湾ですが通貨は台湾ドルです。
正しいチャートたぶんこれの逆で台湾ドル/円だと思いますが
日本円から台湾ドルに両替する場合にはこの円/台湾ドルのチャートが基準になります
去年のゴールデンウィークが0.260近辺で現在が0.270なのでほぼ同水準といっていいのではないでしょうか??
普段、台湾ドルのチャートなど見る機会がないのでイマイチ価格の水準感がつかめていません・・・
シンガポール
ランキング4位のシンガポール
通貨はシンガポールドルです
シンガーポールドルについては現在の水準と1年前のゴールデンウィークの水準がほぼ同じとなっており、為替レート的には去年とほぼ変わらない旅行費用になると思われます。
タイ
ランキング3位のタイ
通貨はタイバーツです。
これも初めてチャートみましたw
去年のゴールデンウィークあたりが3.2で今年が3.43なので若干円安といったとこでしょうか??
なじみの無い通貨なのでどれくらい円安なのか正確には分かりませんが去年に比べて日本人からみて不利なレートであることは確かです。
韓国
ランキング7位の韓国
自分も去年の12月にポーカートーナメント参加という名目で韓国に行きました。
通貨は韓国ウォン
去年との為替チャートの比較ではほぼ同水準になっており、為替による要因はほとんど無いと考えていいと思います。
韓国については為替よりも直近の朝鮮半島情勢の緊迫化のほうが気になる部分ですね・・・
ベトナム
ランキング6位のベトナム
通貨はドンです。
日本から近いアジア諸国ですがどの通貨もマイナー過ぎてもう訳が分からなくなっていますが
ベトナムドンについてもチャートで比較すると去年にくらべて若干の円高水準での推移になっています。
オセアニア
オーストラリア
今年のランキングには入っていませんが根強い人気があるオーストラリア
通貨はオーストラリアドル
グアムなどの島を除けば日本から一番近い西洋国家ということで人気がある国でもあります。
現在豪ドル円は82円台中盤で推移しており、1年前の豪ドル円レートは84円台ということでと若干の円高水準になっています。
オーストラリア旅行の費用については去年よりちょっとお得になるくらいの見積もりで問題なさそうです。
ヨーロッパ
ユーロ圏
日本人にも人気のドイツ・フランス・イタリア・スペインなどを含むユーロ圏
現在19カ国・人口3億2600万人の経済圏で域内の移動は基本自由
通貨はユーロ
ユーロ円相場は1年前と比較して約10円の円安水準ということでさすがに10円も円安に振れると海外旅行の費用的にもインパクトが大きい状況になりますね・・・
あくまで去年との比較ではありますが今年はヨーロッパ、とくにユーロ圏への旅行は為替の観点から考えると不利な状況にあると言えます。
イギリス
ユーロ圏に属してはいるものの自国通貨が流通しているイギリス
通貨はポンド
一昨年実施されたユーロ圏からの離脱を問う国民投票で離脱決定という結果になり開票中からポンドは大幅下落、対円でも大幅に下落したのは記憶に新しいところです。
足元のポンド円相場は急落時に比べて戻してきてる状況が続いており、去年の5月の水準から約6円の円安水準になっています。
ユーロと同様にポンドも結構な円安水準になっており、これもあくまで去年との比較のみではありますが、日本から旅行するにはちょっと時期が悪いかなという印象です。
長々と為替レートについて書いてきましたが今年の傾向として
アジア圏はおおむね円高傾向、ヨーロッパ方面は大幅な円安傾向
になっているということが分かりました。
今年は日程的にも途中で平日が入る関係上、長期の休暇が取りにくいゴールデンウィークになっており、そんな中で海外旅行に行くとなるとやっぱり近場のアジア圏になるのかなという状況かと思います。
忘れてはいけない原油の動向
海外旅行、特に航空機のチケット代金に上乗せされる燃油サーチャージ、その料金決定の大きな要因となるのが原油価格です。原油についてはこの1年で大幅に上昇しており、現在1バレルあたり$68近辺での推移になっています。昨年この記事を書いた時の原油価格が$49あたりだったと思うのでやっぱりかなり上がってるなという印象です。
さすがにここまで原油価格が上昇すると海外旅行においては飛行機などの燃油サーチャージの価格も上がってきていると思います。
原油価格の面だけで考えると去年よりはコストがかかる点を考慮しておく必要があります。
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