【2019年11月】AT&Tから配当が入金されました【T】
3ヶ月に1度のお楽しみと言えば米国株の配当金ということで米国株勢の皆さん、ご無沙汰しております。ゴク(@gokushitekiblog)です。
今回も無事に投資先である米通信大手のAT&T【T】から配当が支払われたのでその報告と今後の展望や簡単なチャート分析などを行っていきたいと思います。
AT&Tから配当金が支払われました
実際に支払われたのが上記になります。
前回と同様に1株当たり0.510ドル 50株保有なので 18.31ドル(税引後)の配当が入金されていました。
前回の配当が8月でしたがそこから特に買い増しなども行わずそのままの状態で3ヶ月経過して再度配当入金日を迎えた状況です。
直近のAT&T株価の動き
この記事を執筆時点で株価は 39.38ドルで年初来高値の水準で推移しています。
後で詳しく触れますが個別材料のニュースで株価が急伸しておりそれに伴い利回りは 5.18% まで低下。yahoo finance 1年後の目標株価 38.29ドルを既に達成してなおも上値を窺いそうな状況で正直短期間でここまで上がるとは思っていもいませんでした。
AT&Tのチャート分析
株価水準に関しては前回8月の更新時と比べて5ドルほど高い39ドル台と年初来高値の水準になっておりいよいよ40ドル台も視野に入って来た感があります。
株価上昇の要因は後述するニュースが一番の材料になっており株価的にも完全に1~2段階上に抜けたかなというのがチャートからも見て取れます。再度30ドル台を割ったら買い増したいと悠長な事を言っていた訳ですが完全にトレンド転換してしまったようで買い増しするタイミングを完全に逸してしました。
とはいうものの株価が下がるよりも上昇基調を維持してくれているほうが安心して見ていられるので引き続きホールドしつつ買い増しのタイミングを探る方針で株価動向を注視していこうと思っています。
エリオット・マネジメントがAT&T株の取得を発表
今回の株価急伸の要因はこれです。大富豪であるポール・シンガー氏率いるエリオット・マネジメントがAT&T株を取得したことを発表。
このエリオット・マネジメントというのはアクティビスト(もの言う株主)で日本で言うとこのライブドア事件の時の村上ファンド的な感じで大量の株を取得して経営に介入して企業価値及び株価を高めて最終的には高値で売り抜けるという戦略を得意とするヘッジファンド。
AT&Tに対して通信事業以外のノンコア事業の売却や事業再編を経営陣に求めており巨額の有利子負債の圧縮や不採算事業からの撤退など経営のスリム化・効率化を進めて現在30ドル後半の株価を$60ドル台まで引き上げることを目標にするという強気の発表を行い同時に自身の取締役就任などを現経営陣に要求。
このニュースを市場は好感して株価は上昇。年初来高値を更新して40ドル台も窺う様な展開になってきているというのが現時点までの状況です。
本業である通信事業以外の不採算部門の売却や切り離し及び巨額の有利子負債の圧縮はAT&Tに投資している投資家全員にとって頭の痛い問題だっただけにここに対してメスを入れてきたことについては大歓迎ですが株価を$60台まで引き上げるというのはにわかに信じがたい話。
今回の件を受けて大手投資銀行が軒並みレーティングの引き上げなどを行ったようですがそれでも45ドル前後が中心なのでエリオットがブチ上げた株価目標60ドル台というのはかなり大きく出たなというのが正直な感想です。
今後どのように展開していくのか要注目です。
利下げからのNYダウ最高値更新
市場全体ではFRBが利上げから完全に利下げサイクルに転換したということで再度NYダウ及びS&Pが史上最高値を更新。
足元では米中貿易戦争やイギリスのEU離脱問題など懸念材料のある中で好調な米国株式市場ということで株式市場全体としての雰囲気も良い状態が継続しています。
今後のAT&Tについての投資方針
AT&T【T】については買い増しのタイミングを窺っていましたがエリオットの株取得のニュースもあり30ドル台割れの水準はしばらく無いだろうなと考えています。エリオットが表明している目標株価60ドル台はともかく目先はまずしっかりと40ドル台に乗せて定着できるかどうかが大きなポイントになりそうです。
AT&T【T】については引き続き継続保有の方針です。
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